仕事・日常でそのまま使える慣用句【さ行】

語彙力

仕事や日常の会話で、
「もう少しうまく言えたら…」と感じることはありませんか。

慣用句は、難しい言葉を使うためのものではなく、
状況や気持ちを短い言葉でまとめて伝えるための表現です。

この記事では、
日常や仕事で使いやすい「さ行」の慣用句を、
意味と例文つきで紹介します。

▼ 慣用句を体系的に学びたい方へ
このページは、語彙力を上げたい人向けの「慣用句シリーズ」の一部です。
全体像を知りたい方は、以下のまとめページをご覧ください。

語彙力を上げる慣用句まとめ(一覧ページ)

仕事・日常で使える慣用句一覧


賽は投げられた(さいはなげられた)

意味
すでに決断や行動が行われ、もう後戻りできない状況。

例文
ここまで準備した以上、賽は投げられた。あとはやり切るしかない。


匙を投げる(さじをなげる)

意味
これ以上どうにもならないと、見切りをつけること。

例文
何度説明しても改善が見られず、正直匙を投げかけている。


笊で水を汲む(ざるでみずをくむ)

意味
努力しても成果がまったく残らないことのたとえ。

例文
今の体制のままでは、いくら対策しても笊で水を汲むようなものだ。


三拍子揃い(さんびょうしそろい)

意味
条件や要素がすべてそろっていること。

例文
立地・規模・予算の三拍子揃った案件だと思います。


しこりが残る(しこりがのこる)

意味
問題が完全に解決せず、わだかまりが残ること。

例文
一応決着はついたが、関係者の間にしこりが残っている。


獅子奮迅(ししふんじん)

意味
ものすごい勢いで活躍すること。

例文
トラブル対応では、彼が獅子奮迅の働きを見せてくれた。


姿勢を正す(しせいをただす)

意味
気持ちや態度を改めて、真剣に向き合うこと。

例文
この件については、こちらも姿勢を正して対応します。


舌が肥える(したがこえる)

意味
良いものを知り、物の良し悪しが分かるようになること。

例文
経験を重ねるうちに、要求の水準も上がり、舌が肥えてきた。


尻尾を掴む(しっぽをつかむ)

意味
隠れていた事実や不正の証拠を見つけること。

例文
調査を進めた結果、ようやく問題の尻尾を掴んだ。


鎬を削る(しのぎをけずる)

意味
激しく競い合うこと。

例文
各部署が限られた予算を巡って鎬を削っている。


痺れを切らす(しびれをきらす)

意味
待ちきれなくなって、我慢の限界に達すること。

例文
回答が遅く、こちらも痺れを切らして連絡した。


私腹を肥やす(しふくをこやす)

意味
自分の利益のために不正を行うこと。

例文
公的な立場で私腹を肥やす行為は、決して許されない。


示しがつかない(しめしがつかない)

意味
模範にならず、周囲に悪影響を与えること。

例文
上司がそれをやってしまっては、示しがつかない。


四面楚歌(しめんそか)

意味
周囲がすべて敵や反対者で、孤立している状態。

例文
会議では反対意見ばかりで、完全に四面楚歌だった。


釈迦に説法(しゃかにせっぽう)

意味
その道の専門家に、改めて教えるまでもないこと。

例文
あなたに説明するのは釈迦に説法かもしれませんが。


杓子定規(しゃくしじょうぎ)

意味
柔軟性がなく、決まりだけに従うこと。

例文
あまりに杓子定規な対応では、現場が回らない。


十人十色(じゅうにんといろ)

意味
人それぞれ考え方や価値観が違うこと。

例文
意見が分かれるのも、十人十色だから仕方ない。


首尾よく(しゅびよく)

意味
物事がうまく進んで、期待どおりにいくこと。

例文
調整の結果、首尾よく合意に至った。


常軌を逸する(じょうきをいっする)

意味
普通では考えられないほど度を超えていること。

例文
その要求は、常軌を逸していると言わざるを得ない。


白を切る(しらをきる)

意味
知っているのに知らないふりをすること。

例文
明らかな事実があるのに、最後まで白を切っていた。


白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ)

意味
多くの中から選ばれること。

例文
今回の担当には、私に白羽の矢が立った。


尻に火が付く(しりにひがつく)

意味
期限が迫り、追い込まれた状況になること。

例文
締切直前になって、ようやく尻に火が付いた。


心血を注ぐ(しんけつをそそぐ)

意味
全力を尽くして取り組むこと。

例文
この計画には、部署全体で心血を注いできた。


人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)

意味
できる限りの努力をした上で、結果を受け入れること。

例文
やるべきことはすべてやった。あとは人事を尽くして天命を待つだけだ。


水泡に帰す(すいほうにきす)

意味
これまでの努力や成果が、すべて無駄になること。

例文
直前の変更で、これまでの調整が水泡に帰した。


スクラムを組む(すくらむをくむ)

意味
仲間と力を合わせて取り組むこと。

例文
部署を超えてスクラムを組み、問題解決にあたった。


筋が通る(すじがとおる)

意味
理屈や道理にかなっていること。

例文
その説明は筋が通っていると思います。


住めば都(すめばみやこ)

意味
どんな場所でも、慣れれば居心地がよくなること。

例文
最初は不安だったが、今では住めば都だ。


青天の霹靂(せいてんのへきれき)

意味
突然起きた予想外の出来事。

例文
異動の知らせは、まさに青天の霹靂だった。


是が非でも(ぜがひでも)

意味
どんな手段を使っても、必ずやり遂げようとすること。

例文
是が非でも、今月中に方向性を決めたい。


関の山(せきのやま)

意味
できる限界がそこまでであること。

例文
現状の体制では、これが関の山だろう。


堰を切る(せきをきる)

意味
抑えられていたものが、一気にあふれ出すこと。

例文
一人が話し始めると、堰を切ったように意見が出た。


千載一遇(せんざいいちぐう)

意味
めったにない絶好の機会。

例文
この案件は、千載一遇のチャンスだ。


千に一つ(せんにひとつ)

意味
ほとんど可能性がないこと。

例文
千に一つも成功する見込みはない。


相場が決まる(そうばがきまる)

意味
だいたいの基準や水準が定まること。

例文
議論を重ねるうちに、対応の相場が決まってきた。


俎上に載せる(そじょうにのせる)

意味
議題として正式に取り上げ、検討すること。

例文
次回の会議で、この案を俎上に載せる。


反りが合わない(そりがあわない)

意味
性格や考え方が合わず、うまくいかないこと。

例文
能力は高いが、どうも反りが合わない部分がある。


まとめ

慣用句は、
すべて覚える必要はありません。

「この場面で使えそうだな」
と思える言葉が一つ見つかれば、それで十分です。

表現の引き出しが少し増えるだけで、
説明や会話は確実に楽になります。

▼ 慣用句を体系的に学びたい方へ
この慣用句シリーズは、語彙力を上げたい人向けに
意味と使い方を例文付きで整理しています。
全体像を知りたい方は、まとめページをご覧ください。

語彙力を上げる慣用句まとめ(一覧ページ)

タイトルとURLをコピーしました