毎回変な空気になっていた会議で、私が意識したこと【若手公務員向け】

公務員

会議の進行は誰も教えてくれない

若手公務員として働いていると、
「まだ自分は聞く側だ」と思っていても、
意外と早い段階で 打ち合わせや会議の開催者・進行役 を任されます。

課内の打ち合わせ、
関係部署との調整、
外部との協議、
方針説明の場。

準備はしてきたつもりなのに、

  • どう切り出せばいいか分からない
  • 何となく話が始まり、何となく終わる
  • 終わったあと、変な空気だけが残る

そんな経験はありませんか。

でも実は、
打ち合わせ・会議がうまくいかない原因は、
若手だからでも、話下手だからでもありません。

多くの場合、
「進行の考え方」を誰にも教わっていないだけです。


① 最初に「打ち合わせ・会議の目的」を明確にする

これは、
今では「一番大事だな」と思っているポイントです。

ただ、正直に言うと、
昔の私はあまり意識していませんでした。

「資料を見れば分かるだろう」
「流れで伝わるだろう」

そんなふうに思っていました。

よくある進行(うまくいかない例)

  • 「じゃあ始めます」
  • いきなり資料説明に入る

参加者の表情を見て、
「あれ、反応が薄いな…」
と感じたことがあります。

今思えば、
参加者はこう思っていたはずです。

「今日は何を決める会議なんだろう?」
「聞くだけでいいのかな?」

こう言うだけでOK

  • 「今日の打ち合わせの目的は、○○を整理することです」
  • 「今回は方向性のすり合わせが目的です」

たったこれだけですが、
最初の30秒で言うようにしてから、
会議の空気が少し落ち着くようになりました。


② 今日のゴールを先に共有する

目的を伝えても、
「今日はどこまで話すのか」が見えないと、
参加者はどうしても様子見になります。

私も以前、
ゴールを決めないまま進めてしまい、
話が広がりすぎて
「で、今日は何だったんだっけ?」
という会議にしてしまったことがあります。

よくある進行(うまくいかない例)

  • 結論を出すのか分からない
  • 話があちこちに飛ぶ
  • 終わりどころが見えない

こう言うだけでOK

  • 「今日はここまで決めます」
  • 「今日は論点整理までにします」
  • 「結論は次回に持ち越します」

ゴールを先に言っておくだけで、
「今日はここまででいいんだ」
と、参加者も安心して話してくれます。


③ 最初に大枠を伝え、頭の中に「地図」を描いてもらう

会議が分かりにくくなるとき、
話の内容そのものより、
全体像が見えないことが原因だったりします。

私自身、
話している途中で
「今、何の話をしてたんだっけ」
と自分で迷子になったこともあります。

だから最近は、
最初に会議全体の「地図」を
描くようにしています。

よくある進行(うまくいかない例)

  • 話題が行ったり来たりする
  • 「さっきの話、どこいった?」となる
  • 話のつながりが見えない

こう言うだけでOK

  • 「今日は大きく3つの話をします」
  • 「まず全体を確認してから、細かい話に入ります」
  • 「今は①の話をしています」

最初に大枠を伝えておくと、
参加者が
「今はこの辺の話だな」
と頭の中で整理しながら聞いてくれます。


④ 全部説明しようとしない

若手の頃ほど、
「ちゃんと説明しなきゃ」と
力が入りがちです。

私も、
「説明不足だと思われたくない」
その一心で、
経緯を最初から全部話していた時期があります。

でも途中で、
参加者の目が少しずつ遠くなっていくのを見て、
「あ、やりすぎたな」
と気づきました。

よくある進行(うまくいかない例)

  • 経緯を最初から全部説明
  • 前提条件を細かく話しすぎる
  • 本題に入る前に疲れる

こう言うだけでOK

  • 「結論から言います」
  • 「ポイントだけ説明します」

足りなければ、
向こうから質問が来ます。
全部話さなくても、大丈夫です。


⑤ 発言を促すときは、具体的に聞く

会議が静かになると、
進行役はどうしても焦ります。

私も、
沈黙が続くと
「何か言わなきゃ」と思ってしまい、
ついこんな一言を投げていました。

よくある進行(うまくいかない例)

  • 「何か意見ありますか?」
  • (沈黙)
  • さらに気まずくなる

今思えば、
参加者は
「何について言えばいいのか分からない」
だけだったのだと思います。

こう言うだけでOK

  • 「○○の点で、気になるところはありますか?」
  • 「実務的に問題になりそうな点はありますか?」

聞き方を変えるだけで、
意見が出るようになります。


⑥ 脱線したら、目的に立ち返る

会議中、
話が広がること自体は悪くありません。

ただ、
若手が進行していると、
「止めていいのかな」
と遠慮してしまうこともあります。

私も最初は、
脱線しているのに
何も言えず、
時間だけが過ぎていく会議を
何度も経験しました。

よくある進行(うまくいかない例)

  • 脱線しても止められない
  • 話が広がり続ける
  • 肝心なことが決まらない

こう言うだけでOK

  • 「一度、今日の目的に戻します」
  • 「今日は○○を決める会議なので、そこに戻ります」

これは失礼ではありません。
むしろ、
進行役として必要な一言です。


まとめ|進行は、うまくやろうとしなくていい

打ち合わせ・会議の進行が
毎回うまくいかないと、
「自分、向いてないのかな」
と思ってしまいます。

私も、今でも
「今日は微妙だったな」と
反省する会議はあります。

でも、

  • 目的を伝える
  • ゴールを示す
  • 大枠(地図)を描く

この3つを
最初に言葉にするだけで、
会議は前よりずっと進めやすくなりました。

若手公務員に求められているのは、
完璧な進行ではありません。

参加者を迷わせないこと。
まずはそれだけで、十分だと思います。

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