建築基準適合判定資格の勉強法は?20代で一発合格した僕が解説します!

資格

こんにちは!カメです!

今回は建築基準適合判定資格(以下「建築適判」)の勉強法について話します。

僕は、29歳の時、建築適判に合格しました。

建築適判は建築主事になるための資格であり、建築審査に関わる職員であれば取っておくべきです。

令和6年から二級建築基準適合判定資格検定が創設され建築副主事(二級建築主事)が出てきました。

僕が合格したのは一級と二級に別れる前なので、現在でいう一級建築基準適合適合判定資格検定にあたります。(令和以降に合格)

勉強を始めた時期は? 

受験する年の3月末から勉強を始めました。受験日が8月末ごろであったため、勉強期間は約5か月間です。会社帰りにカフェによって、平日は1~2時間休日は3~5時間勉強しました。

勉強方法は?

勉強は10年分の過去問をひたすら周回しました。

過去問の最新版は毎年5月ごろに過去5年間の過去問をまとめた本が販売されます。

(一般財団法人建築行政情報センターのHPから購入しました。)

古い過去問はこちらのサイトでは販売しておりません。職場の同僚からもらうか、メルカリ等で購入しましょう。

(僕は職場の先輩に過去問を貰いました。)

勉強に使用したテキスト

考査A 

考査Aの内容は基本的に一級建築士の法規と同じです。考査Aは勉強するだけ点数が取れる試験のため、最低でも16点以上を取ることを目指しましょう。

一級建築士の法規と同じく、法令集の作り込みが9割と言っても過言ではありません。

勉強の手順は以下の通りです。

  • 法令集(最新版)に線引き(資格学校で貰える一級建築士の線引きの手引き参照)
  • 過去問10年分を解き、該当する条文を線引き(選択肢全て)
  • 過去問10年分を解き、問題を見たら該当条文が頭に浮かぶくらい周回する。

注意!

建築適判の試験は一級建築士よりも出題範囲が広く、一級建築士の資格学校の手引きの線引きのみでは太刀打ちできません。必ず、過去問の該当条文を全て線引きしましょう。

考査Aの難易度は一級建築士試験よりも難しいと感じました。法規には自信がありましたが、初めて過去問を解いた時は、半分程度の点数しか取れませんでした。

僕は過去問のみの勉強で最終的に15~16/17点を取ることができました。(不安な問題は2問のみ)

過去10年分の過去問を完璧にすれば、満点近い点数は取れるかと思います。

使用した法令集

考査B

考査Bも考査Aと同様に過去10年分の過去問をひたすら解き続けました。

僕は、審査経験が一切無かったので、全てを理解することを諦めて、解答の型を覚えることを意識しました。

勉強の手順は以下の通りです。

  • 問題と解答を見比べながら、解答を模写する。(解答の型を記憶する。)
  • 解答の該当条文を線引きする(考査Aと違う色で線引きする)
  • 過去問10年分を解き、問題を見たら淀みなく手が動くまで周回する。(試験当日は手を止めて悩んでいる時間はありません。)

最初のうちは、次のポイントを意識していました。

  • 解答に迷ったら、悩まずにすぐ解答を見る。
  • 解答時間は気にしない。

考査Bは「計画1」「計画2」「構造」で構成されておりますが、僕の中の難易度は次のとおりです。

「計画2」>「計画1」>「構造」

構造は手を出しづらい科目で、最初のうちは解答が呪文のように見えるかと思います。しかし、勇気を出して解いてみると、とてもシンプルな問題であることが分かります。早めにチャレンジすることをおすすめします。

注意!

構造は型さえ覚えてしまえば満点を狙える科目です。しかし、発想力でどうにかなる科目ではないので、試験当日にど忘れすると、0点になります。油断しないように気を付けましょう。

告示編の付箋量はこのくらい

模擬試験を受ける 

僕は株式会社ERIアカデミーの模擬試験を受けました。

模擬試験のメリットは、試験を通しで経験できることです。

僕は模擬試験を受けて、考査Bの解答時間が全然足りないことが分かりました。

時間配分や記述内容を調整する必要があることに気付きました。(模擬試験を受けていなかったら、試験当日解ききれなかったかもしれません。)

試験の雰囲気を掴むためにも、模擬試験を受けることをおすすめします。

さいごに 

建築適判の試験に受かるには、「絶対今年度受かる!」という気持ちが大事です。

一級建築士試験と違って、毎年受けられる試験のため、「今年落ちても来年あるから…」の気持ちで受ける人がいます。そういう人は、いつまでも受からないと思います。今年が最後の気持ちで、全力を出し切ることをおすすめします。

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